藤沢晴「疵ついた空間」約100号,板に石膏など,椿近代画廊扱い作家

日本の前衛美術はまさに国内はおろか世界中のオークションハウスで最高潮の人気を誇り具体メンバー、草間、奈良の作品はNYのコンテンポラリー作家と同様、あるいはそれ以上の評価を受けております。
前衛のようなジャンルはリアリズムと違い有力なプライマリーギャラリーのマネージメントがないと成り立ちません。その結果、画廊と付き合いのない作家の前衛、現代作品は誰にも知られることなく朽ち果ててしまいます。しかしながらその中には日本橋界隈の著名な現代美術画廊が扱えば国際レベルになるような作品もたくさんございます。

今回ご紹介する作家もその濃密な造形を目の当りにすれば世界レベルのポテンシャルを感じていただけると思います。
藤沢晴先生は米軍淵野辺キャンプ内で医療研究の為、昆虫動物に細密描写を担当されながらモダンアート協会で出品を続けられました。

60年代に椿近代画廊さんで個展を開催された実績もございます。また私共が入手以降は、60年代より草間先生やUFAN先生と交流のある現存の現代コレクターさんでは重鎮中の重鎮の方にも2点納入実績がありいかにホンモノの現代作家か伺えます。

今回の作品は板に石膏を用いて制作されました。この重厚で精神性の高い作品は未来永劫、この作者しか生み出さない唯一無二の名作と思います。
本作はモダンアート展出品作でございます。制作年は1960年代です。
作家名　藤沢晴
タイトル疵ついた空間　1966年　モダンアート展出品
技法　板に石膏、油彩、その他
サイズ164,5*133cm（側面の板も含めた外寸）
サイン　右下にサイン、年記あり。。裏にモダンアート展出品票貼り付けあり。
状態　作品は大体良好。
石膏で制作された大味な作品ですので汚れや傷とかの判断は主観になるので一切ノークレームでお願いいたします。作風ゆえなんら問題なく良好と出品者思ってます。
額縁はございません。側面に板が貼ってあるだけです。側面や裏の板はスリキズや汚れがあります。額縁はいりません。

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