インドネシア・アロール県の綿+カポック綿混紡の布 2024 (試作品B)

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インドネシア・アロール県の綿+カポック綿混紡の布 (試作品B)     インドネシア文化宮(GBI)は、2002年~2008年、毎年、東ヌサトゥンガラ州アロール県政府と共催で、県都カラバヒで文化を通じた島興し文化祭である『アロール・エキスポ』を開催しました。そして、2006年8月初旬に開催された第5回アロール・エキスポを前に、通常の綿とカポック綿とを混ぜ合わせた綿糸で、イカット(絣)を織ることを提唱し、かつての混紡糸文化を復興させようと試みました。   その結果、アロール県に現存する十数のイカット生産グループが、カッポク綿糸を混ぜた新たな糸を生み出すことに挑戦しました。しかし、結果は悲惨で、直ぐに切れたり、伸びたりと、織り糸としては適さないことが判明。しかし、一方で、かつてアロール島の各地で、貴重な綿花を補う目的で、カポック綿花を混ぜ合わせていた事実が分かりました。
このような試行錯誤の中、テルナテ島のウマプラ村に暮らす、リバナさんという女性が、苦労に苦労を重ね、とうとう『綿+カポック綿』混紡糸を使った布作りに成功しました。とは言っても、まだまだ大きなサイズはできません。それは、やはり切れ易い糸に原因があります。リバナさんは、今も試行錯誤を続け、強度の高い混紡糸の開発に努めています。やがて、軽くて強度も併せ持った混紡糸のイカットが誕生することを強く期待しています。
この試作品は、サイズが約45 X 47cm(短ズボン状の形をしています。片足に相当する部分の横幅は約23cm。これに加え約7cmのフリンジ部分が付いています)。当然ですが、混紡糸は手紡ぎ、そして染色は全て自然色です。総手紡ぎ、総天然色の糸を見るだけでも感動的です。定形外普通郵便で発送し、送料はこちらで負担いたします。   インドネシア文化宮GBI=Graha Budaya Indonesia)は、インドネシアの24時間ニューステレビ局『メトロTV』東京支局がプロデュースするインドネシア情報発信基地です。
インドネシア文化宮ブログサイト
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/  
 

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